さくら
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「答え」がもたらす安心感

先日、突然の耳の閉塞感と軽いめまいに襲われました。出張も控えていたので、症状が悪化して周りに迷惑をかけることを恐れ、すぐに耳鼻科へ行きました。

診察した医師は「現状では断定できないけれど、メニエールの治療をしましょう」と言ってくれました。実は母を亡くした翌年、ひどいめまいで苦しんだ際に「再発したら、メニエール病を疑って」と言われていたことを伝えたからです。

薬を服用するとかなり症状が軽減し、今では薬を飲み忘れても大丈夫なほどまでに回復してきました。

「名前」の持つ力 – 不安の正体は「未知」

興味深いことに、同時期に友人もめまいの症状に苦しんでいると聞き、「私もだよー、メニエールらしい」と伝えたところ、彼女から「病名がつくとラクになれるのに」という言葉が返ってきました。

彼女は何年も原因不明のめまいに苦しんでいたのです。病名がつかないと対処療法しかできず、周りの理解も得づらいものですね。

「病は気から」とはよく言ったもので、私の場合、「メニエール」という名前がついたことで、適切な治療を受けていると感じられ、回復も早かったのでしょう。

人は「わからないこと」に対して恐怖を抱きます。原因不明の症状に苦しむとき、私たちの脳は最悪のシナリオを次々と描き出し、それが更なるストレスとなって症状を悪化させることも。「これは何なのか」という問いに対して答えがないときに、私たちは恐怖と不安を感じるのです。

バラエティなどで「箱の中身はなんだろな?」っていうゲームをやることがありますけど、あれこそまさに、「未知への恐怖」を見せ物にしている最たる例ですよね。

そしてその恐怖に向き合うため、古来より人間がおこなってきたこととして、「物事に名前をつける」という方法があります。

民話や神話の中で、悪魔の名前を知ることでその力を封じることができたように、現代でも問題に名前をつけることは、それを理解し、対処する第一歩となります。

要するに、対処法が分かれば安心できるわけです。

答えがわかると解決策も見えてくる

例として、花の世話で考えてみましょう。

お花をすぐに枯らしてしまう人がいます。

聞けば、お花を買うとついてくる延命剤を入れてるのに枯れてしまうのだそうです。

さらによく話を聞いてみると、ガーベラを買った時に延命剤が付いてこなかったので、わざわざ購入して延命剤を入れたのに、枯れたそうなんです。

が!ガーベラが枯れたのは、延命剤が効かなかったわけではないんですよ。

実は、ガーベラのような茎がストロー状になっているお花は、切った瞬間から腐り始めるのです。そのため、延命剤を入れるよりも、毎日少しずつ茎を切り直してあげる方が長持ちするんです。

花が枯れる理由(答え)がわかれば、上手に育てられるようになるのです。

同様に、家庭内の問題も、その本質的な「答え」を知ることで、的確な対応が可能になります。例えば子どもの反抗期も、「自立に向けた必要なプロセス」という「答え」を知れば、イライラではなく成長を見守る姿勢に変わるのです。

暦的視点:「病」と「害」の影響を読み解く

今回のめまいの症状には、実は暦学的な意味がありました。私が耳の調子が悪くなった3月の暦は「己卯」で、運氣は「病」。見たまんまですよね。病気に注意です。この運氣の影響とともに、私自身の暦との相性では「害」の関係性であったことも影響していたと考えられます。

暦の中で「病」の運氣が巡ってきたとき、私たちの身体は敏感に反応します。特に耳のような繊細な感覚器官は、その影響を受けやすいもの。「病」の時期には、普段以上に身体からのサインに注意を払い、早めの対処を心がけることが大切です。

また、個人の暦との相性で「害」となる時期には、身体の不調だけでなく、思考や感情面でもバランスを崩しやすくなります。この時期に無理をすると、小さな不調が大きな症状へと発展することも。

暦との「相性」を知ることで、「なぜ今なのか」という疑問にも「答え」が見えてきます。これこそが暦学の素晴らしさ—時の流れを読み解くことで、自分自身の状態を深く理解できる点にあるのです。

「答え」を見つける三つの方法

  • 1. 時の流れに耳を傾ける
    暦学の視点から見ると、私たちの問題は時の流れの中で発生しています。この流れを知ることで、体調の変化や人間関係の変動にも「答え」が見えてくることがあります。
  • 2. 空間からのメッセージを読み解く
    私たちの住む環境は常に語りかけています。
    突然花が枯れた!という事象が、実は家族の不調を引き受けてくれたサインであることも。私の今回の不調でも、自宅サロンに飾っている百合の花が一つ傷んだ途端に症状が回復しました。きっとあのお花が私にまとわりついていた邪気を吸い取ってくれたのだろうと思います。
    お家の中で起こる不思議な現象の数々は、妖精から私たちへのサポートなのかもしれませんね。
    開運お掃除を通じて空間を整えることで、妖精からのメッセージを見つけられるようになるかもしれませんよ。
  • 質問の力を活用する
    最も効果的なのは、適切な質問を自分自身に投げかけること。「なぜこの症状が起きるのか」ではなく「この症状は私に何を教えてくれているのか」と問いかけるだけで、視点が変わり、新たな「答え」が見えてくることがあります。

家庭に「名前」の魔法を

日常の中で起こる様々な出来事にも、「名前」をつけてみませんか?

例えば「ギリギリチョップ(B’zが好きすぎる件)」と名付けることで、「朝の準備が常に慌ただしい」という状態に対処しやすくなります。問題に名前があれば、家族全員がそれを認識し、「お姉ちゃん、今朝もギリギリチョップくらってるよ」と、イライラを笑いに変えることができるのです。

また、家族の不機嫌も暦学的な「○○の運氣」と名付けることで、個人の問題ではなく、時の流れの一部として理解できるようになります。

あなただけの「答え」を探す旅へ

私たちは皆、自分だけの「答え」を求めています。それは医師から与えられる診断名に限らず、自分自身の内側から湧き上がる直感からくる確信かもしれません。

大切なのは、「答え」を外からの押し付けではなく、自分自身の納得として受け入れること。そして、その「答え」をもとに、次の一歩を踏み出す勇気を持つことです。

パワースポットコーディネーターとして、私がお手伝いできるのは、あなたが自分自身の「答え」を見つけるためのきっかけを提示すること。時と空間と質問の力を借りて、あなただけの「答え」を一緒に探していきましょう。