「言わなくていいことがあるってことを
 あなたは知った方がいい」
 
ひろみさんは
亡くなるちょうどひと月前に
私に言った。
 
「正直なのは悪いことではないけれど、
 その人にとって知る必要のない事実
 というものもあるんだよ」
 
 
 
ウワサ話、陰口、
伝えたことで傷つく人がいる事実
 
それを
親切に教えてくれる人がいる
 
 
でもさ
それって、誰トク?
って話で。
 
 
 
そんなときの会話は
 
あなたは知らないだろうけど
私は知ってるのよ
すごいでしょー
 
っていうオーラをまとっている。
 
 
 
だから
聞いてて気持ち悪い感じがしてきたら
私は
 
「直接言ってほしい」と伝えて
話を断ちきるようにしている。
 
 
本人に直接言う勇気のない
腰抜けの言葉なんて
ワタシにとってなんの意味もないからだ。
 
本当にその人のことを思うなら
その人に直接
自分の言葉で伝えるのが
愛だと思うからだ。
 
 
たいていのウワサ話は
ただのヒマつぶしで、
あいにく私たちには
そんなヒマはない。
 
 
誰かを傷つけて自分の傷を癒すのは
そろそろやめにした方がいい
 
 
 
…と、
ひろみさんの言葉を深堀してたら
なにやら攻撃的なメッセージに
なっていました( ̄▽ ̄;)
 
いやいや
私は優しい人間ですのよー
 
 
 
《サクラサクしつもん》
その話、誰トクですか?
 
 
 
※ちなみに「ひろみさん」というのは
私の母です。