片方きいて沙汰するな

ネコを抱き上げたときに、
思ったんですよね。
 
 
 
私がひいきにしている
我が家のくぅちゃんは、
黒と白のコントラストが
それはそれは美しい
 
『雑種』です。
 
 
背中から見ると黒ネコ、
お腹から見ると白ネコ
というくらい、
みごとに真っ二つです。
 
 
ネコは
気を許さない限り
お腹は見せませんので、

わが家にくるお客様は
くぅのことを
「黒いネコ」と
認識しています。
 
 
でも、ふふっ。
意外と白いのさ。
 
と、
こっそりほくそ笑んでいる
私。
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このように、私たちは、

物事の一面だけを見て
判断してしまう

ということが
往々にしてあると思います。
 
 
 
 
たとえば、
子どものケンカ。
 
 
 
娘が
中学生の時のことでした。
 
 
お友だちと、
ラインでのやり取りで
トラブりました。
 
 
ある時、
PTAの用事で学校に出向くと、
娘の部活の顧問の先生に呼ばれ、
相談室に。
 
 
どうやら娘は、
ラインのグループトークの中で、
友だちと何人かで、

ある生徒を
からかうような書き込みを
したようです。
 
 
そこでのやり取りで、
一人の生徒を傷つけてしまったと。
 
 
すでに
学校で和解をしてはいるが、
親からも指導を入れてほしい
とのことでした。
 
 
 
「なんてことしてんだよ~」
 
と、
帰宅早々
娘から話を聞き出そうとすると…
 
 
娘にも、
いいぶんがあったんですね。
 
 
きっかけがわからないが、
その生徒から
ラインをブロックされていた
のだそうです。
 
 
だからって、
からかうようなこと書くのも
どうかと思うんだけどさ。
 
 
 
先生の話だけを
真に受けていたら、
叱っちゃったかな、私。
 
 
まあ、
言いわけだけ聞いて、
その時は

「ライン一週間禁止の刑」

に、処しましたよ。
 
 
 
 
 
その時、
話を聞いていて思ったのが、

コミュニケーション不足だなぁ
ってこと。
 
 
 
なぜブロックされたのか、
理由がわからないなら
聞けばいい

と、思うんですよね。
 
 
そこ、
聞かないと、ずっと
わだかまりが
残っちゃうでしょ。
 
 
 
 
これは、
大人にも言えますよね。
 
 
 
ラインとかメールとかって、
とっても便利。
 
 
私も
連絡を取る時は
いつも使っています。
 
 
絵文字やスタンプで済ませる
コミュニケーションの時も
正直、あります。
 
 
ただ、あくまでも
「連絡事項」のみで
使うようにしています。
 
 
 
感情を伴う
会話や相談事は、

やはり
声を聞いて
コミュニケーションをとりたいのです。
 
 
できれば
会うのがいい。
 
 
距離的な問題で
会えないのなら、

電話やスカイプを
使うといいですね。
 
 
 
 
なぜなら、
私たちの感情は生ものですから、
あっという間に腐るんです。
 
 
いま、この瞬間に
口からでた言葉と声色から、
感情を読み取るしかないんです。
 
 
 
文字じゃ、
感情までは読めない。
 
 
だから、
ラインやメールだと
わだかまりが残るんですよね。
 
 
 
 
私が感じている今の状況は、
相手にとっては
どう見えているのかな?
 
 
そう思ったのなら、
相手に尋ねるといいですね。
 
 
勝手な思い込みで
ぬか喜びしたり
落ち込んだりするのは、

時間がもったいないですから。
 
 
勇気を出して、
聞いてみましょう。
 
 
 
 
 
こうして、
母である私たちが
コミュニケーション上手になると、

子どもたちも自然に
コミュニケーション上手になります。
 
 
 
ポイントは、
攻めのコミュニケーション。
 
 
この世の中、
待っている人が多いんです。
 
 
だから、私たちが
声をかけていく必要が
あるんですよ~。
 
 
 
なんか、
話がそれてしまいましたね(汗)。
 
 
 
 
 
私たちが
ある側面から物を見るとき、
それは偏った情報です。
 
 
これまでの知識と経験から
判断することを
『偏見』といいます。
 
 
 
 
一方向からしか見ないのは、
本当の姿を見ないことと
同等です。
 
 
それでは、
人生半分損しちゃいます!
 
 
 
 
いつも不機嫌そうなあの人も、
ただの人見知りかもしれない。
 
それは、
聞いてみないと
分からないですよね。
 
 
 
「あいさつしても返してくれないから」

と、
こちらからあいさつするのを
やめてしまったら、

その方の本当の姿は
見えません。
 
 
でも、
ずっとあいさつをし続けていると、
あいさつを返してくれる日が
やってくる。
 
その時の
うれしさといったら!
 
 
 
私は、
その楽しさの虜に
なってしまったので、

不愛想な人へのあいさつが
やめられません。
 
 
もう、
近所の人は
コンプリートしたかな(笑)。
 
 
 
ステキな大人である私たちは、
物事を判断するときに

自分ひとりの偏見だけでなく、
いろいろな角度からものを見るクセを
身につけたいですね。
 
 
 
クロだと思ってたものが、
意外とシロかった
 
なんてこと、
ネコだけじゃないかも
しれないですよ。